「Tink civility」を上梓した「クリスティーン・ポラス」さんは「礼儀正しさこそが最強の生存戦略である」と述べています。
私は、この本を読んで衝撃を受けました。私自身がポラスさんのような考え方があったのかと問うと不安になります。
「自分は礼節であったのか?」人の上に立って、部下に対して礼節であったか?たまには横暴なところがなかったか?今思うと曖昧な感じです。
「クリスティーン・ポラス」氏は長年の研究で「礼節は人間関係を良くし、働く人の健康に役立ち企業の実績も上がる」と述べています。
そして、「礼節がある人が得られる」メリットは、次の3つを述べています。
1、仕事が得やすい。
2、広い人脈を作れる。
3、出世の可能性が高まる。
又、礼節ある企業が得られるメリット、
1、礼節ある上司のもとでは高い実績を残せる。
2、礼節ある企業は従業員に安心感を与える。
事例を述べるには文章が長くなるので省くが、礼節を欠く、中世の「主君論」のマキャベルは正しかったか?
「愛されるより恐れられる方が安全だ」中世の時代背景の中では一つの考え方であると思いますが、
しかし、ポラスさんの研究では、現代のように教育水準の高い従業員を使う環境では通用しないと言えます。
「マキャベル式」では、能率も上がらずストレスがたまり、健康を害してしまいます。
アメリカ全土で横暴な上司に仕えて様々なストレスによる健康を害し、能率が上がらず、大きな損出を出しているそうです。
年間この損失は5000億ドル(54兆円?)のロスと言われています。
上司は、礼儀正しく職員に接し,更にユーザーに対しても「礼儀正しい行動をし」厳しい現代の企業環境を生き残りましょう。