ゼロエネルギーハウスメリットその2(気密に付いて)

  高性能住宅で必要な事は建物の床、壁、天井そして開口部からの熱損失をいかに少なくするかが大切な事です。この部位は外部と直接接触する部位です。壁、天井、床について簡単に考えて断熱材を充填すればいいと思っていては大きな間違いを起こします。

 その理由は室内の暖まった空気は温度が高くなれば水蒸気量を多く含む事になります。皆さんは学校で気象の勉強をした時に、「湿り空気線図」を見た事があると思います.この線図の読み方を学ぶと、大気中の温度、湿度、大気圧(ヘクトパスカル)の関連わかります。

 私が何故こんな話をするかですが、それは、室内の湿度、温度は切り離せない関係があるからです。

 例えば、温度が高くなると湿気を多く含む事になります。そして、室内の気圧が外部より高くなります(これを分圧と言います)。この現象は建物の室温と大事な関係があります。具体例を次に列記会います。

 室温が高くなると分圧で暖まった空気が外側に逃げようとします。これを逃がしてしますと、部屋の温度が下がります。

 特に温度を含んだ湿気はボードや木材の細かい隙間を逃げていきます。湿気は空気より分子が小さいので特に逃げやすい。そこで当社は断熱材を高分子材のウレタンフォームを標準としています。又構造は基本的に木材を使った構造ですので、若干隙間がありますので、この部分は防湿テープでふさぎます。こうして室内の気密度を高めます。ただし気密度を高めた事で、室内の二酸化炭素が滞留する事になりますので、24時間の計画換気システムを取り付けて、新鮮な空気を導入しています。

 尚、外部からの新鮮な空気は室内から排出する熱を含有している空気と熱交換して室内に取り入れます。

 次回は開口部の断熱性能を高める為にはどんなサッシが好ましいかを述べてみたいと思います。